ソリューション

基幹システムの刷新で残るつなぎ目を、作り込まずにつなぐ

新しい基幹システムに API があっても、周辺のシステム、取引先のポータル、並行稼働中の旧システムには API がないことがあります。Kitewell は、API、ファイル、データベース、画面を使い分けてつなぐ連携ミドルウェアです。画面しかないシステムは人と同じように操作し、テストのたびに画面が変わっても、AI が手順を覚え直します。

01つなぎ目

刷新が残す、6 つのつなぎ目

刷新の範囲の外や、新旧のシステムが入れ替わるあいだに、人の手で埋めているところが残ります。

  • 並行稼働の二重入力

    新旧のシステムを並行して動かすあいだ、同じ受注や伝票を両方に入力しています。

    Kitewell では

    片方に入った内容を、もう片方の画面か取込に入れ、両方の結果を照らし合わせて違いを知らせます。

  • API のない周辺システム

    新しい基幹システムに API があっても、部門のシステム、Windows のアプリ、古い Web システムには取込の口がありません。

    Kitewell では

    画面しかないシステムは、人と同じように画面を操作してつなぎます。相手のシステムは改修しません。

  • 取引先・業界のポータル

    Web-EDI や取引先のポータルでの受注と納期回答は、刷新の範囲の外に残ります。

    Kitewell では

    ポータルから受注を取って新しい基幹システムに入れ、回答をポータルに戻します。

  • 一括取込のない移行データ

    マスタや残高のような大量のデータは、移行ツールや一括取込で移します。それでも、画面からしか登録できない項目と、移行後の確認が残ります。

    Kitewell では

    画面からしか登録できない項目を入力し、移行したデータを新旧の画面で読み比べて、結果を記録に残します。

  • 旧画面に依存する RPA

    今の RPA のロボットは旧システムの画面に合わせて作られていて、画面が変わると止まります。

    Kitewell では

    移行ツールでロボットを読み込んで Kitewell のワークフローにし、新しい画面での操作は AI が覚え直します。

  • テストのたびに変わる新しい画面

    構築とテストのあいだ、新しいシステムの画面は何度も変わり、画面に合わせた自動化はそのたびに手直しが要ります。

    Kitewell では

    ボタンの位置や項目名が変わっても、AI が画面を読み直して手順を覚え直し、何を直したかを記録に残します。

02実際の動き

画面が作り替えられても、入力を続ける

Kitewell が、取引先の注文書を AI で読み取り、API のない販売管理システムに受注を入力した実際の記録です。販売管理の画面が作り替えられたあとも、AI が新しい画面を読み直して入力を続けます。刷新のテストで画面が変わるときも、同じように覚え直します。

注文書から受注入力

デモ環境での実際の実行40 秒・音声と字幕あり

03フェーズ

刷新のフェーズごとの使い方

要件定義から稼働後まで、フェーズごとに Kitewell が受け持つところです。

  1. 01

    要件定義

    インターフェースの一覧を作る段階で、API のない連携先を洗い出します。画面しかないシステムやポータルにつながるかを接続検証で確かめ、Kitewell でつなぐ連携として要件に入れられます。

  2. 02

    構築・テスト

    テストデータの入力や、新しい画面での結果の確認をワークフローで動かします。テストのたびに画面が変わっても、AI が手順を覚え直します。

  3. 03

    並行稼働・移行

    新旧のシステムへの二重入力と、移行したデータの画面での確認を受け持ちます。担当者に届くのは、違いが見つかったものだけです。

  4. 04

    稼働後

    周辺システムやポータルとの連携は、そのまま本番の連携として動きます。並行稼働のためのワークフローは止めるだけです。新しいシステムの更新で画面が変わっても、AI が覚え直します。

04比較

追加開発や、人手での対応と比べる

API のある大量の連携は、これまでどおり EAI や追加開発で。Kitewell は、画面しかない相手先と、期間を区切ったつなぎに向いています。

観点追加開発(個別のインターフェース)人手での対応Kitewell
つなげる相手API や取込の口があるシステム。ない場合は相手側の改修が要るどのシステムでもAPI、ファイル、データベース、画面のどれかがあるシステム。画面しかないシステムも
始めるまで設計、開発、テストの工程が要るすぐ始められる言葉で伝えてワークフローを作り、接続検証と PoC で確かめる
画面や仕様が変わったとき改修とテストをやり直す担当者が覚え直すAI が手順を覚え直し、何を直したかを記録に残す
並行稼働のための一時的なつなぎ一時的なものにも、設計から開発、テストまでの費用がかかる期間中ずっと、担当者の手が取られるワークフローを作り、並行稼働が終われば止める
記録作り込んだ範囲で残る残りにくいすべての実行を、画面のスクリーンショットとともに残す
費用開発の工数で見積もる人件費と残業代動かす場所と同時に動かす数で決まるライセンス(無人実行はお見積り)

05呼び出し

ワークフロー基盤や EAI のフローの、1 つのタスクとして

intra-mart や Camunda などのワークフロー基盤から、Webhook や REST API で Kitewell を呼び出せます。API のない相手先の処理だけを Kitewell に任せ、結果をフローに戻します。EAI ツールからも同じように呼べるので、大量の連携は EAI に残したまま、画面しかない相手先だけを Kitewell に渡せます。

呼び出し元

  • intra-mart、Camunda などワークフロー基盤から Webhook、REST API で
  • EAI ツールフローの途中で Webhook、REST API で
  • AI エージェントMCP で

貴社の環境

  • Kitewell画面、ファイル、データベース、API でつなぐ
  • API のない周辺システム人と同じように画面を操作
  • 取引先のポータル受注を取り、回答を戻す

結果

  • 呼び出し元のフロー結果を HTTP で返す
  • 完了の通知署名付き Webhook で

06SIer の方へ

刷新を担う SIer の方へ

Kitewell は、刷新プロジェクトの中で SIer が提案し、構築し、お客様の環境に納める連携ミドルウェアとして使えます。

API のない連携も、提案の範囲に
画面しかない周辺システムやポータルとの連携を、相手側の改修や個別の開発なしで、提案とお見積りの範囲に入れられます。
画面が変わっても、手戻りが少ない
テストのたびに画面が変わっても、AI が手順を覚え直します。直した内容は記録に残るので、レビューできます。
成果物はファイルで納める
ワークフローは人が読める YAML ファイルです。設計書と並べてレビューし、構成管理に入れて、お客様に納められます。
お客様の環境で動く
お客様のサーバー、閉域網、Azure、AWS、Google Cloud で動きます。AI モデルもお客様が選べます。
ライセンスは動かす場所ごと
デスクトップ、無人(貴社のサーバー・VM)、クラウドの実行ライセンスと管理・統制基盤を、案件の構成に合わせて組み合わせます。自動で更新されるため手間がかかりません。パートナーの条件は個別に取り決めます。
ワークフローの編集画面。Web 操作の手順を「ログインIDの欄に入力する」のように自然な言葉で書いている
実際の画面:Web 操作の手順は自然な言葉で書きます

よくある質問

新しい基幹システムに API があれば、Kitewell は要りませんか?
API のある連携は、これまでどおり API や EAI でつないでください。Kitewell が受け持つのは、API のない周辺システム、取引先のポータル、並行稼働中の旧システム、画面での確認のように、API では届かないところです。EAI のフローから Kitewell を呼び出して、両方を組み合わせることもできます。
データ移行にも使えますか?
マスタや残高のような大量のデータは、移行ツールや一括取込で移してください。Kitewell が受け持つのは、画面からしか登録できない項目の入力と、移行したデータを新旧の画面で読み比べる確認です。件数と所要時間は、接続検証で実際の画面を使って確かめます。
テストのたびに画面が変わっても、使い続けられますか?
ボタンの位置や項目名が変わっても、AI が画面を読み直して手順を覚え直し、処理を続けます。何を直したかは実行の記録に残るので、テストの結果と合わせて確かめられます。AI が直せないときは、どこで止まったかを担当者に知らせます。
並行稼働が終わったあとは、どうなりますか?
二重入力のためのワークフローは、止めれば終わりです。周辺システムやポータルとの連携は、そのまま本番の連携として動かせます。ライセンスは、動かす場所と同時に動かす数で決まります。
SIer として、提案や構築に組み込めますか?
組み込めます。Kitewell を連携ミドルウェアとして提案に入れ、ワークフローを構築して、YAML ファイルでお客様に納められます。パートナーの条件は個別に取り決めます。
閉域網や、自社のクラウドでも動きますか?
動きます。Kitewell は、貴社のサーバー、PC、閉域網、Azure、AWS、Google Cloud の VM で動き、ワークフローと実行の記録もそこに残ります。AI モデルは、Azure OpenAI、Amazon Bedrock、Google Vertex AI、社内のモデルから選べます。

刷新で残るつなぎ目を、接続検証で確かめる

つなぎたい周辺システムやポータルを教えてください。実際の画面で、Kitewell でつなげるかを確かめます。